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2026-01-28 勉強のこと

早期英語教育と国語

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師、住吉那巳枝です。

今日は、早期英語教育と日本語(国語力)のバランスについて、私の経験をもとにご紹介し、少しでもご家庭での学びのヒントになればと思います。また、もしご興味があれば、一緒にお子様の成長をサポートできれば幸いです。

早期英語教育を受けた生徒さんとの出会い 
私の生徒さんの中には、1~3歳から早期英語教育を受けたお子様が少なくありません。国語の指導開始年齢は、早い子で5歳、遅い子では高校1年生と幅広いです。

きっかけ:
日本語が「なんだかおかしい」「不安」と感じるご家庭からのご依頼が多く、お受験前や終了後に指導をスタートすることが多いです。また中学受験の学習が進むなかで、日本語がわかっていない?と不安に思われる方、大学入試を前になかなか上がらない現代文の成績に不安を持たれてのお問い合わせも多いです。

よく聞く悩み:
早期英語教育を受けた子どもたちからは、「日本語はめんどくさい」と感じる声がよく上がります。
「漢字、ひらがな、カタカナが全部あって複雑…」
「慣用句の意味がわからない!『手を切る』って怪我?」
など、日本語の特徴をデメリットと感じる子も多いようです。

慣用句を体で覚えた生徒さんの成長エピソード 
先日の授業でのことです。
年長さんから指導している生徒さんが、文脈に合う慣用句「目を細める」を選ぶ問題に挑戦。あっさり正解したので、「どうしてわかったの?」と尋ねると、
「だってな、笑うと目、こ~なるやん!」と、目を細めて笑顔を見せてくれました。
実はこの生徒が年長さん~低学年時、語彙カードを使いながら、表情や体を動かして慣用句を指導したことがありました。その当時のことを思い出し、思わずうれしくなりました。感覚・実感・体験の伴った学びの定着はとてもいいのです。この生徒さんは、単なる語彙集にある知識としてでなく、自分の体を通して言葉の意味を理解したのです。


早期英語教育と国語力のバランスが大切な理由 
近年、早期英語教育を受けるお子様が増えていますが、同時に「5~6歳で日本語があやしい」と不安を感じるご家庭も増えています。
私自身、母親が英文科出身だったため早期英語教育を受け、発音面での臨界期を活かせた恩恵を感じています。英語のスピーキングではあまり苦労はしませんでした。英語を学ぶことは素晴らしい機会ですし、否定するつもりもまったくありません。外国語学習は単なる語学学習を超えて、新たな思考法を学ぶことにもつながります。

ただし、英語を学ぶなら、それ以上に国語力をしっかりと!です!
早期から国語学習を丁寧に行うことで、英語力を伸ばしながら中学受験の国語にも無理なく対応できます。
特に年長~低学年では、以下のポイントを意識した学びが効果的です

🔹主語・述語・修飾語・つなぎ言葉の理解

🔹こそあど言葉(「これ」「それ」「あれ」など)の使い分け

🔹語彙力の強化

これらを徹底することで、4~5年生以降の中学受験国語の学習にもスムーズに移行できます。


ご家庭でできる国語力アップの簡単なヒント 🏠💬
国語力を伸ばすために、特別な教材や塾に頼らなくても、日常の中でできることはたくさんあります。

🔹少し難しい言葉をあえて使う
日常会話で意識的に語彙を増やす言葉を取り入れ、わかりやすく言い換えて説明する。

🔹単語ではなく文で話す
短い言葉ではなく、しっかりした文で会話をする習慣をつける。

🔹カードゲームで楽しく学ぶ
主語・述語・修飾語・つなぎ言葉をカードにして、ゲーム感覚で文を作る遊びを取り入れる。

こうした幼少期からの積み重ねを通して、母語である日本語の力をしっかりと身につけること。それが、抽象度の高い思考力を育む基盤となります。
また、くもんなども有効です。ただし、お子様のタイプに合う・合わないがあるので、無理なく取り入れるのがおすすめです。どんな学習法にも向き・不向きはありますから…。


母語を大切に、未来を広げる学びを ✨
英語も国語も、どちらも大切な学びのツールです。母語である日本語をしっかりとしたものにすることで、英語力もさらに向上し、将来の可能性が広がります。
ご家庭での日常会話やちょっとした遊びの中から、国語力を育む一歩を始めてみてください。

国語力と英語力とのバランスに不安を感じる、お子様に合った学びの方法を探しているといった場合は、ご相談いただくことも可能です。

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