【国語の苦手を克服】論説文読解のポイント

こんにちは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

 

説明文の次は、論説文読解のポイント。基本的な部分は説明文と変わりません。

説明文読解のポイント①で書いた、①接続語を押さえる。②指示語とその内容を押さえる。③比喩と例示を押さえる。

説明文読解のポイント②で書いた、④具体と抽象を押さえる。⑤同格(言い換え)を押さえる。⑥因果関係を押さえる。

これらを押さえたうえで、

⑦筆者の意見・主張を捉える

意見・主張を捉えるポイントは文末表現。日本語は文末に最も重要な情報を置きます。文末まで読まないと相手が何を言いたいのかわからない構造になっています。ですから、最後までしっかり読むことが重要です。英語では、主語の直後に動詞が来るので結論がすぐわかります。しかし、日本語は違う。最後の最後でひっくり返されることがあるのです。誤読の多い子は、この最後を読み飛ばしていることが非常に多いので、特に注意してください。設問文で「あてはまらないものを選べ」とあるのに「あてはまるものを選ぶ」子は要注意。人の話を最後まで聞くようにとよく注意されている子は危険です。「~と思う」「~と考える」などのほかに、「~すべきだ」「~だろう」「~ではないだろうか」などの表現も重要です。文末表現を確認し、どの文が事実を述べた文で、どの文が筆者の意見・主張を述べた文かを識別しましょう。

また、接続語も重要。筆者の言いたいことは、「しかし」といった逆接の接続語の後、「つまり」「ようするに」などの換言・まとめの接続語の後に書かれていることが非常に多いのです。これらの言葉をしっかり押さえて、筆者の意見・主張を読み取ります。