心情理解が苦手なら→心情を+とーに分けてみましょう!

こんばんは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

物語の心情理解がとっても苦手! 気持ちなんてわからない! なら、まずは文章中にある心情表現をプラスとマイナスの二つに分けていきましょう。

たとえば、「楽しい」「胸がふくらむ」「わくわくする」なら「+」、「つらい」「どんよりした」「うんざり」なら「-」というように。そうやって分けていくと、中には判断がつかないものも出てきます。たとえば、「どきどきする」。こわくてどきどきしているのか、期待してどきどきしているのか、文脈によって変わります。その場合はまず自分が思ったほうで印をつけましょう。プラスかマイナスかのどちらかに分けたら、問題を解いていきます。そのとき、「+」から「-」、もしくは「-」か「+」に変化する部分に特に注意します。このとき、多くの場合、心情が変化する間には、心情が変わるきっかけとなった出来事が描かれています。そのきっかけがないのに変化している、しかもその心情がプラスかマイナスか明確に判断できていなかったなら、判断を誤っている可能性があります。そこでもう一度その部分を読み直して、最初の判断が正しかったかどうかを確認し、修正しましょう。

このようにして、文章全体の心情の流れを捉えます。選択肢でも同様にプラスとマイナスに分けていくと一つだけ性質のことなるものが見つかり、それが答えになっているということは多々あります。

心情理解が苦手なら、細かな心情をいきなり読み取ろうとしないようにしましょう。確実に挫折します。その前に、まずはプラスの気もちなのかマイナスの気もちなのかを明確にしていくことからはじめてみてください。