結果を見る? 過程を見る?

こんばんは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

結果を見る親か過程を見る親かで、学力の伸長も違いますが、中学入学後の伸び方も違ってくるように感じています。

どんなに頑張っても結果が出なければ意味がない。正しいです。社会に出たら結果が出せなければ認められませんから。

結果が出なくても全力で頑張れたならいい。これも正しいです。どんなに努力してもできないことはありますから。

でも、子どものうちは、過程を重視されたほうがいいのではないかと思います。長年指導していると、能力があるのに全然伸びない子、もともとの能力は普通なのにとんでもなく伸びる子に出会います。これに影響しているのが、結果重視か過程重視かのように感じています。

結果が出なくても何か一つできるようになった、前より進歩した点があるなら、点数が伸びなくてもその努力を認めてもらえた子は伸びます。そして、たとえ第一志望校に受からなかったとしても、学校生活を楽しみ、大学受験で結果をしっかり出してくることが多い。

一方、点数しか評価されなかった子は、自己評価が低く、第一志望校に入ったものの成績が低迷し、いまいち伸びない。

子どものときに頑張ったことを評価してもらえると、結果が出なくても努力を継続できるようになるのではないかと思うのです。結果を出す人は、結局は結果が出るまで努力した人のような気がします。

点が取れないからと子ども虐待するといったニュースが流れるようになっている時代です。

結果と過程、子どもにとってどちらを重視すべきか、考えてみてはいかがでしょうか。