成績が落ち気味のときは思い切って休むことも大切
おはようございます。
大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。
あと1週間ほどで夏期講習が終了になる塾も出てきます。成績が順調に伸びている子、1学期の成績低下分を取り戻してきた子、日々の宿題をこなすのが精いっぱいで疲れている子、そのせいか成績が落ち気味の子、8月の模試が返ってきてモチベーションが下がり気味な子……。様々だと思います。
夏期講習に参加しがんばっている。それなのに成績が伸び悩む。これはめずらしいことではありません。7月までの学習内容の定着ができていないことが原因の場合もあれば、体力が追いついていなくてオーバーワークになっていることが原因の場合もあります。あせりから平常心が乱されていることが原因の場合もあります。
がんばっているのに成績が伸び悩むとモチベーションも下がります。やらないといけないとわかっていても、できないまま時間だけが過ぎてしまう。そんな場合は、がんばるのをいったんお休みして、やることを減らしましょう。たとえば、毎日文章題を大問1問(小問だと5~10問程度)解いていたなら、とりあえず記号問題の小問を2~3問だけ解く。重要な部分がどこかを意識しながら文章を読むだけにする。問題は解かない。文章中の3つの段落の要約だけをする。小さなこと、5~10分で終わることだけを毎日続けてみる。それをしていると1週間程度でやる気がもどってきます。
たくさんやろうとしない。たくさんやっていないことを悪いことだと思わない。勉強量が減っていることを責めず、小さなことを毎日続けていることをほめてあげる。そんな対処法もあるのです。
人間はやる気がなくなっているときにやる気を出そうとすると、ますますやりたくなくなるという負の方向にいきがちです。拒絶反応がより強く出てしまうのです。やる気をなくしているのを見ると、つい、がんばらせなければ! と思いがちです。しかし、それが逆効果になることも実はよくあるのです。