4年生・5年生ー復習の習慣をつけましょう

こんばんは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

塾によってはお盆休みに入っていますね。

7月後半から始まった夏期講習。お子さんは復習をされているでしょうか? もしされていないなら、この時期に国語の復習方法をマスターしていくことを目指しましょう。とくに4年生・5年生のうちに復習を習慣化すると力がついていきます。この夏を利用して復習を習慣化させてみてください。

それでは、具体的な復習方法です。

①音読

授業で学習した文章の音読をしましょう。ただし、ただ読んでも意味がありません。低学年のうちは音読の理解度は黙読の理解度を上回りますが、小4、小5あたりから黙読での理解度と音読での理解度は逆転してきます。ここで必要なのはただ読むことではありません。段落ごとの要点はなにか、登場人物の中心となる気もちは何か、どんなできごとがあったのか、そういったことを考えながら音読しましょう。「上手に読める」なら文章を理解できているという思い込みはいったんすててください。4年生以上の音読で重要なのは、すらすら上手に読めることではなく、大事なことは何かを考えながら読むことです。これができていると、黙読をしても同じように読めるようになり、要点や主題を意識した読み取りができるようになります。可能なら、音読の後に段落ごとに大事な部分はどこかをお子さんに確認してみてください。

②要約

要点や主題を意識して音読をしたら、段落ごとの要点を簡潔にまとめましょう。1~2文。長くても3文程度でかまいません。1文の長さは30~60字以内を目安に押さえます。人が最も読みやすく、読んで瞬時に理解できるのは40~60字です。70字が限界です。反対に30字未満の短い文が続くと幼稚な印象を与えたり、話がぶつぎりになってかえって読みにくくなってきます。

③授業ノートの確認

授業時の重要ポイントを確認しましょう。読解のポイント、文法でわかりにくかったところを確認します。確認してもわからない部分は付箋をはったりして次回授業の前後に先生に確認するようにしましょう。

④間違えた問題の分析

なぜ間違えたのかを書き、正答に導くまでの過程をまとめましょう。指示内容を押さえるのか、抽象化するのかなど、解答のポイントも一言で書いておくとわかりやすくなります。また、自分が解答の根拠したところに線を引き(問題を解いているときに線を引いていたらその部分)、正答の根拠となる部分にも線を引いて、なぜずれてしまったのかを確認しましょう。

上記は復習の基本パターンです。各自で工夫を加え、アレンジし、わからないところをわかるようにするための復習方法を確立していっていただければと思います。各塾が配信している復習用のWeb授業などを活用してもいいでしょう。

小5で復習の習慣がついている生徒さんがいます。毎週指導しているわけではなく、期間があいたりすることもあるので、指導開始時は成績が上がるまで半年はかかると見ていましたが、右肩上がりの上昇を続けています。塾の授業の復習、テストの復習、私の授業の復習もしっかり行っているのです。

夏~10月あたりまでに復習+宿題を習慣化することで、学習効率を上げることをおすすめします。