関西私立中学英語入試 西大和中学と高槻中学ー2

西大和学園中学の英語重視型B入試では、面接は日本語面接で、点数化されませんが日本語の力がしっかりしているかを面接で見られます。

正しい日本語で、質問に適切に答えることができるかが見られるのです。

会話をしているときに質問に端的に答えられなかったり、言いたいことがぼやけてしまうタイプの場合は、今のうちから日常会話のレベルで、だれがどうした、何がどうなったということを意識した会話を行って、わかりやすく相手に伝わる話し方に修正していくようにしましょう。これは個人的な経験からですが、英語に小さいときから触れているお子さんは、語順が英語に近いことが多いように感じています。「お母さんがそう言ったやん」という場合、「お母さんがいったやん。〇〇って」というような感じですね。あとは、助詞「て・に・を・は」の使い方が不自然なこともあります。こ家庭内だけならいいのですが、先生と話すときや、他の大人と話すときもこのような話し方が目立つ場合は、特に注意した方がいいでしょう。

一方、高槻中学は、英検2級保持者でも英語の試験と英語面接が課せられます。ただし、西大和と同様に理社の試験はありません。理社が苦手で英語の力が安定している場合、会話も筆記も問題ない・自信があるという場合は高槻中学の英語入試も魅力があるでしょう。医学部の現役合格率も伸びてきているのも注目できます。

なお、高槻中学の英語入試は13日午前からで関西中学受験統一日に実施されますが、西大和学園中学の英語重視型入試は14日です。

いずれの学校も学校説明会があと1~2回ありますから、興味のある方は小6ではなくても参加されるといいと思います。

家庭教師先のご家庭で生徒さんが小5以下の場合は、気になる学校は小6になる前に学校説明会に行かれることをおすすめめしています。

小6になると土日は模試などが入りますし、日特などもあります。説明会や見学会に行ける日は限られてきます。

また関西は秋以降の土日祝日はプレテストがあちこちの学校で実施され、このテストである程度合否を言い渡され、ここで厳しいと言われた生徒さんが本番で挽回することは不可能に近いという学校もあります。プレテストをすべて受けていることや、プレテスト後の面談時の志望動機や態度なども見ている学校もあります。そういった個別の学校事情については塾によっては教えてもらえないこともあります。

ですから、少しでも気になる学校は小6になる前に訪問しておくことをおすすめします。

モチベーションアップにもつながりますしね。