関西最難関受験者は関東の最難関過去問を活用

こんばんは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

今年はいつにもまして、最難関の過去問を使う機会が多く、

桜蔭・筑駒・麻布・開成・灘・洛南・東大寺・西大和・洛星・大阪星光・甲陽の国語の問題を毎日どこかを見ています。

こうやって見ていると、関東の国語は難しくて良問が多い。ここまでわかっているか見たいんだな~というのが、問題から伝わってきて、問いていてわくわくするものが多い。問題によっては難関国公立大学の現代文より難しいものもあります。

記述問題がカギとなる最難関対策には桜蔭・筑駒・麻布・開成の過去問を活用しています。小5の段階で中堅~難関の過去問に慣れることができた小6の場合は、早ければ2~3月から活用しています。もちろん個別の学力と第一志望校で要求されている力を見つつ、問題を取捨選択しつつですが。

甲陽・東大寺・洛星志望の子には早い時期から解いてもらう。

灘の場合は、1日目と2日目のバランスで個別に対応。灘受験者はこの4校の記述問題に慣れれば、灘の読解問題を難しいとは感じなくなる。読解問題については、桜蔭・筑駒・開成・麻布のほうが難しいです。

西大和と洛南が第一志望の場合は、併願校・チャレンジ校により使ったり使わなかったり。国語が苦手で洛南志望の場合は、絶対に取れないといけない読解問題を解けるレベルまで上げてそれ以外の読解問題を解けるようになるための労力を、知識事項の穴埋めと処理速度の向上、他教科の向上に使うほうが効率のいい場合もありますから。

桜蔭・筑駒・開成・麻布など関東の最難関は毎年赤本に10年分掲載されているところが多いのもいいんですよね。著作権の関係で文章が省略されているものもありますが、解答解説は掲載されているので、図書館で原典を探して該当箇所をコピーすれば対応できます。

過去問演習は10月からと言われることもあるようですが、あまりとらわれずお子様のタイプと力、志望校が求める力とのバランスを考えて、志望校とそれ以外の過去問を柔軟に活用する方法もありです。