英語は必要

 こんにちは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

教育の世界に入ったころ、私は英語をメインで教えていました。母親が英文科卒でしたので、英語は重要とずっと言われてきましたが、私自身、英語ができるようになったのは高校生になってからです。それも劇的に伸びたのは理系から文転することを決めた高3の後半になってからだったと思います。中学生の時はまったくできませんでした。そして特に必要性も感じていませんでした。ドイツの政治と教育について学びたいと思ったことがきっかけで、真剣に勉強を始めて悪くても偏差値65程度は取れるようになりました。

大学生になって外国人の教授たちと話をすればするほど、社会人になって英語を教えるようになればなるほど、国語教育の重要性を感じるようになり、いつのまにか国語の世界に入っていました。が、もちろん、英語が不要だとは思いません。(ただ、早期英語教育についてはどうなのかな?と思うことはありますが。)

国語力を身につけたうえでの英語力は必要だと思います。

WHO事務局長のテドロス氏が新型コロナウイルスの検査をするように強調したとの報道があり、ニュースを見ていると多くのものが「検査すべき」というところは強調しているものの、その後の発言の「suspected」というところをカットしていたことが気になりました。「test, test, test」と確かに言っていましたが、直後で「suspected=疑わしい場合は」とはっきり言っている。医師がCOVID-19の可能性がある・疑わしいと判断した場合はしっかり検査をするようにということですが、この一言を聞き取れたかどうか、意味がわかったかどうかで、理解は変わってしまいます。メディアリテラシーとともに、最低限の英語力は必要だなと改めて思いました。