直前期ー記述問題の減点を減らす②

こんにちは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

前回の、直前期ー記述問題の減点を減らす① に続き、読解力とは関係なく、意識一つで防げる減点について、今回は6点挙げます。

 

⑥漢字の書き間違い:本文中に書かれている漢字の写し間違い。本文にない言葉を使ったときの書き間違い。

対策→見直し! なんですが、本文にない言葉を使ってまとめるとき、漢字が曖昧な場合はひらがなにするか別の確実に覚えている漢字を使って書くのが安全です。できれば曖昧な漢字は使わないこと。ほかの言葉が見つからない・出てこない、かといって漢字も曖昧! という場合はひらがなで書いて、復習時に必ず書けなかった漢字を復習しましょう。ちなみに、既習漢字をひらがなで書くと入試では減点する学校がありますから注意が必要です。

⑦二重表現:「頭痛が痛い」など

対策→話し言葉同様に間違えたらその都度確認し覚える。二重表現は本人は正しいと思いこんで使っていることが多いので、必ず採点時に確認する。

⑧行末のマスに文字と句読点をいっしょに入れる:原稿用紙の使い方とは異なる。特に解答用紙の最後のマス目に文字と句読点を入れると字数オーバーと見なされ、学校により0点になることがあります。

対策→原稿用紙の使い方と記述解答用紙のマス目の使い方が違うということを確認。

⑨句点の抜け:特に指定がない場合以外は必ず入れる。

対策:見直し! ⑤の文末を固める作業を行うときに「。」を入れておく。

⑩読点がない・修飾関係が不明瞭

対策→読みやすい位置に読点「、」を打つ。読点を打つことで二つの意味に受け取れる文の意味を明確にできます。それでもわかりにくい場合は語順を変えましょう。修飾語と被修飾語は近づけます。

例:母は父と私を迎えにきた。(迎えにきたのが母だけなのか、母と父なのかはっきりしない。)

→母は、父と私を迎えにきた。

→母は父と、私を迎えにきた。

例:美しい長い髪の少女。(美しいのが髪なのか少女なのかはっきりしない。)

→長く美しい髪の少女。

→長い髪の美しい少女。

⑪主語と述語の関係がとりにくい

対策→主語と述語を近づける

例:たけるが僕がけんといっしょに勉強をしていたのに、突然大声で話しかけてきたから。

→僕がけんといっしょに勉強をしていたのに、たけるが突然大声で話しかけきたから。