直前期ー記述問題の減点を減らす①

こんにちは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

直前期、記述問題での減点を減らすためにできることを書いていきたいと思います。

読解力とは関係なく、意識一つで防げる減点について、今回は5点挙げます。

①話し言葉:文頭の「なので」「~けど」「言ってた(「い」抜き言葉」)など

対策→話し言葉の修正は都度確認して覚えていくこと。

②ら抜き:「見れる」「食べれる」「来れる」など、下一段活用・上一段活用・カ行変格活用についた可能の助動詞「られる」の「ら」を抜いたもの。

対策→話し言葉同様に間違えたらその都度確認し覚える。「ら抜き」言葉になるのは、「ない」をつけたときに、イ段かエ段になる言葉と「来る」の一語。「見る」→「見(み)ない」「食べる」→「食べない」

③助詞の書き間違い・誤用:これは誤用ではなく書き間違いが圧倒的に多い。助詞の使い方は理解しているのに間違える。

対策→助詞の書き間違いのおもな原因は頭の中で考えながら答えを書くから。文章の中で解答の根拠となる部分について、使える言葉・使わない言葉・抽象化できる部分を線で消したり残したりしながら、余白などに答えを下書きするかんじでまとめ、解答用紙には清書をするつもりで書くことで間違いを避けられる。

④文のねじれ:主語と述語の対応が不適切。「私の夢は~医者になります。」「私は父に笑った。」など

対策→助詞の確認、主「何・誰がどうする」「何・誰がどんなだ」「何・誰が何・誰だ」「何・誰がある・いる・ない・いない」のいずれかの型にあてはまる形になっているかを確認して主語と述語の対応を正す。

⑤文末表現が不適切:「どういうことですか。」→「~だから。」、「なぜですか。」→「~な気持ち。」。大半の学校は減点ですが、0点にする学校もあるので特に注意。

対策→一番初めに文末表現を固めてメモしておく。「どういうことですか。」→「こと。」、「なぜですか。」→「~から。」のように文末を決めておく。