新学習指導要領全面導入・新教科書!

こんにちは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

今年は小学校の新学習指導要領が全面導入となり、教科書が新しくなる年。教科書が大改訂されました。

教科書改訂がされるたび、小中の教科書は発行会社数×全学年、高校教科書については、現代文・国語総合・国語表現を発行会社数購入しています。古文は指導している生徒の状況に応じて適宜購入しています。

教科書を購入したい方は、各都道府県にある教科書販売会社で直接購入か教科書取扱書店で購入できます。

文部科学省のホームページにある教科書目録から教科書番号を調べてからのほうがいいですね。

教科書を一般の人が購入できるのは、すべての児童・生徒への配布が終わってから。例年4月下旬からになります。小学校の上・下に分かれているものについては、上しか購入できません。下は9月下旬以降に購入となります。

教科書直販会社ではまとめがいができるのですが、ちょっと遠いのと、24冊まとめて持ち帰りはきつい。書店だと宅配が使えるので、いつも書店で購入しています。ただし、今年は緊急事態宣言により、最寄りの教科書取扱書店が閉店中。昨日もまだ閉店中。が、ちょっと足を延ばした書店が開店したと知り、これは不要不急ではないと判断。購入しに行ってきました。取り置き依頼をして、光村・東書全学年を購入。学図・教出は取り寄せ依頼。

今回の改訂で三省堂の国語教科書がなくなり、4社に戻りました。

教科書の大改訂は約10年に1回行われる学習指導要領の改訂にあわせて行われます。ただし、教科書については10年の間に小改訂が1回程度あります。

小→中→高の順で改訂されていき、来年は中学の教科書が新しくなります。

学習指導要領は改訂3年前に出されますが、ここから教科書が新しくなるまでの期間はやることが満載。

小中高校の学習指導要領を読み込み、小中高の国語指導の流れを押さえる。学習指導要領は文部科学省のHPからダウンロードできて誰でも見られます。ただ、各250ページくらいあるので、仕事で使う場合は、購入のほうが使い勝手がいい。新しい学習指導要領が全面実施されるまでの入試問題分析では、新学習指導要領との関連性がないかという視点での分析も必要で改訂後よりも改訂前の入試問題の傾向に注意しています。やはり新学習指導要領が出てから3年くらいの間に目立った傾向の変化を感じることが多いんですよね。

実際、今年の入試はかなり変更がありました。見ていると新学習指導要領とのつながりが見えてくるものがやはりありました。

教材制作の世界では、改訂にあわせて教材の改訂・新規制作があるため、大繁忙期となります。教科書準拠教材だけでなく、市販の教材、各学校のオリジナル教材の改訂や新規制作が発生します。年単位で一定の執筆・編集の仕事があるところに改訂作業が追加になると、どうしてもお断りしなければならないことも出てきます。

来年、再来年、しばらくは通常時とは異なる忙しさ、通常時ではそれほど意識しなくてもいい視点での分析などが必要な期間となります。

そこで得たものは、授業にしっかり還元していきます。