授業スタイル

こんにちは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

2021年度の授業が2月1日から始まりました。

今年度の受講生は17名。今年は寮に入る生徒さん、予備校に通われる可能性のある生徒さんがいるので、年度途中でオンライン枠と対面枠合わせて2~3名の空きが出るかもしれません。その際にはHPでお知らせいたします。

寮・予備校?と思われるかもしれませんが、中学受験専門国語といいながら、年々継続生が増え、大学入試まで見ることになっています。医学部入試の小論文のみ新規で受けていますが、国語全般の指導は中学受験からの継続生のみにしています。

以前は中学受験が目的で合格したら終わりという方が多かったのですが、この5年ほどは、中学受験に受かることはもちろんだけれども、その先を見据えて総合的な国語の力を鍛えたいという考えで受講を申し込まれる方が増えています。

そうしたご要望に応えられるように、基本となるカリキュラム・指導案を作り、そこに生徒それぞれの得手・不得手を考慮してテキスト選定し、カリキュラム調整、授業の仕方を変えています。現在はその調整の真っ只中。入試が終わってもなかなか落ち着きません。

そのように一人一人に合わせて授業スタイルを変えているので、お問い合わせで「どのような授業をされるのですか?」と聞かれると、お答えするのは難しい。ご要望とお子様の状況に合わせて様々ですとお伝えしたうえで、例を挙げるくらいしかできませんので、ご了承ください。

たとえば、書くことが苦手なお子さんの場合は、口頭での質問により考えを引き出し、それをいっしょに文章化していくという方法を取ることもあります。問われていることを理解するのに時間がかかるお子さんであれば、文章読解以上に設問文についての理解を質問形式で確認します。一定レベル以上であれば、演習中心にすることもあります。事前に解いてもらった問題の疑問点の解消を中心に行うこともあります。ただし、共通しているのは「なぜそう思うのか」「どうしてそのような答えにしたのか」を徹底的に口頭で確認するという点です。答えられないようであれば、2択で選んでもらうというところからはじめて、単語レベルで答えられる質問へ、そして文で答える質問へと、質問のかたちを変えて確認していきます。

「どのような授業をされるのですか?」という質問の答えは、「質問ぜめの授業をします」というのが正解かもしれません。わからないことをこちらが一方的に教えるのではなく、なぜわからないのか、どうしたら答えになるのかを生徒さん自身が自分の力で解決できるように導くことに力を入れています。

授業中に「あ、そっか!」という感覚をしっかり感じてもらいたいと思っています。