成績に大きく影響する父親の存在

こんばんは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

毎年必ずと言っていいほど、こちらの予想をはるかに上回るスピードで成績が上がる子、予想よりも大幅に成績が上がる子がいます。

今年も受験までに偏差値15くらいまでの上昇ならなんとか、と思っていた子や、成績が上がるまで半年はいるかなと思っていた子が、20以上上昇したり、2~3か月で上昇気流に乗り始めたりしています。

こうした子たちに共通しているのが、お父さんがいいムードメーカーになっていることです。お子さんをもち上げるのが上手で、否定しない。できているところに目を向けてほめる。お父さんといるときのお子さんの表情がリラックスしている。目におびえがない。

一方、本人には成績が上がる要素がしっかりあるのになかなか上がらない子もいます。この場合もお父さんの影響が大きい場合がとても多い。お父さんが勉強を見ている。それ自体はお子さまとの相性がよければ問題ありません。しかし、問題が解けないと怒鳴る、怒る、罵倒する、手が出る。こうなると最悪です。お母さんがストッパーになっていればまだいいのですが、二人が同じような姿勢の場合、もしくはお母さんがお父さんを止められない場合は、どうにもなりません。お父さんがいるだけで目の中におびえが生まれている。いなくても常におびえた目をしている。こうなると、こちらがどんなに指導しても成績の上昇は厳しいかも…と感じることがあります。

成績が上がらない理由は複雑です。家庭教師の指導の質、本人の苦手意識や弱点分野の量、意識の甘さ、努力不足、ご家庭での保護者の方の接し方、さまざまなものが絡みあっています。

特に学年が下になるほど、保護者の影響は大きくなります。

塾によっては、「お父さんは勉強を教えないでください。ほめる役に徹してください」と言われることもあります。学習管理はお母さんがされることが多いですから、子どもとお母さんの間でぶつかることは多々あります。その中でお父さんにも同じように言われたら、家の中で子どもの居場所がなくなってしまいます。

授業中、「勉強してるとこ見てないお父さんにやる気ないって言われる」と落ち込む子。「偏差値めっちゃ上がったのに、一回取れても意味がないって言われた」と言って泣く子。そんな子たちをこれまで何人も見てきました。状況を見て保護者と話をすることもありますが、改善が難しいこともありました。

成績というのは、自己肯定感や安心感も影響します。勉強をしていても成績が上がらないなら、一度そんなところも見ていただきたいと思います。

ちなみに、この話題が家庭教師・塾の先生・学校の先生が集まった場で出たことがありましたが、全員が同じ意見でした。