対義語・類義語は役立つ

こんにちは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

対義語と類義語。「覚えても意味ない」とかいう生徒は多いのですが、対義語・類義語を覚えていると、対比や類比の読み取りに役立つんです。また、ある言葉を覚えたときに対義語・類義語を覚えておくと語彙力UPに役立ちます。意味調べをしたときは、同時に対義語・類義語を覚えておきましょう。また、ある言葉と似た意味や対の意味の慣用句・ことわざも調べるようにするといいでしょう。作文での表現力の向上に役立ちますし、言葉の世界が広がると想像力も豊かになりますから。

ところで、小池都知事の「小人数」という発言に間違いとの批判があったそうですね。これも大人数⇔小人数 多人数⇔少人数 という対義語の関係が思い浮かべば正しいとわかると思うのですが…。

「小人数」は一定世代以下にとっては耳慣れない言葉かもしれません。耳慣れない言葉であるなら、まずは自分が間違っているのかもしれない・知らないだけかもしれないと思って調べることが校正者の基本なので、私自身はごくわずかでもひっかかりを覚えたものは知っている言葉でも必ず調べます。するとそういった意味もあるのかと知れたり、それでも一般的にはなじみがないから直したほうがいいと判断して修正したり、原稿の表現から自分にはなかった美しい言い回しを学ぶことができたりします。

耳慣れない言葉は調べる! これはとても大事です。で、同時に対義語・類義語、関連語も調べて語彙を豊かにしていきましょう。

私自身はスマホに国語辞典・漢和辞典・古語辞典・四字熟語自邸・故事ことわざ辞典などを入れていて、いつでも調べられるようにしています。1日に2~5人の授業資料に紙の辞書の持ち歩きはきついので…。電子辞書も使っていたのですが故障を機により軽いスマホにかえてしまいました。ちなみに自宅では紙の辞書を使っています。