令和3年度高校入試ー文部科学省の通知

こんにちは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

昨日、文部科学省から令和3年度の入学者選抜等における配慮事項についての通知がありました。

教科に関係することとしては、来年度の入試では、出題範囲・内容の調整が求められています。

また、休業が長期化している都道府県の生徒が休業が長期化しなかった都道府県の高等学校入学者選抜等を受検する場合、面接や作文等の学力検査以外の方法も用いての選考が行われることになります。

ちなみに、「受検」となっているのは、公立校等学校の入試の場合は、入学者選抜のための「学力検査」「適性検査」等を受けることになるため「受検」が用いられます。私立の場合は「入学試験」を受けるため「受験」が用いられます。

それはさておき、これは中学入試にも影響するのではないかと思われます。特に、学力試験以外の方法の導入については注意が必要です。たとえば、各塾の模試や五木駸々堂模試のような模試の成績の活用、統一テスト的な模試・プレテストの活用など、考えらえるものはいろいろあります。出題範囲・内容の調整も教科によっては生じるかもしれません。最難関よりも難関校以下での影響が大きいような気もします。

とはいえ、これは現状でのもの。新型コロナウイルス感染症の第2波・第3波の状況によって更なる対応が求められるかもしれません。第1波が収まりつつあるものの、緊急事態宣言解除後、どうなるかわかりません。また、一般的に感染症流行時は、第2波・第3波のほうが倒産が増えると言われています。となると、中学受験の場合は、受験者数の減少を想定して、各私学が何らかの対策を打つことも考えられます。

流行の長期化が見込まれているので、単純に9月入学にすればいいという話でもありませんから、非常に難しいと思います。

塾からの情報・学校からの情報収集が例年以上に重要になります。私も塾・学校・教育関係機関からの情報収集に努めます。

しかし、この通知が出たということは、現在作成中の都道府県公立高校入試対策模試について、変更が生じるかもしれない…。そこそこの数を作成しているので、不安ではあります。国語の場合は主に文法事項ですかね。今のところは例年通りで作成していますが、今後修正が発生する可能性も考えておかねば…。