中学受験生、小学校はいつから休む?

こんばんは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

2学期になると「いつごろから学校を休ませたらいいですか?」と聞かれることが増えてきます。12月から休むか、それとも2学期の終業式まではふつうに行って1月だけ休むか。迷われる保護者の方から毎年尋ねられます。家庭教師の立場で言えるのは、お子様の性格を見て、お子様と相談して納得できる形で決めてください、ということです。

先日「1月に休む生徒は受験に落ちるというのを聞いたんです。入試直前は家で集中しづらくなりますか? 受かる子は学校もちゃんと通われていますか?」と尋ねられたのですが、関西では1月に休むのは一般的です。関東で1月休むということは、2月受験組の生徒さんでしたら1月をまるまる休みことを意味しますが、関西では10日程度。31年度入試は1月19日が統一日ですから、三連休と土日を除けば、始業式後の欠席は7日程度です。2月受験組の生徒さんとは状況がまったく異なります。

とはいえ、冬休み明けから入試までの期間の過ごし方は生徒さんのメンタルに大きく影響することに変わりはありません。そしてその影響の出方はそれぞれです。生徒さんによっては学校に行くことで気分転換になって集中力が増す子もいれば、受験勉強が気になって学校に行っても落ち着かず、あせりが増すばかりでかえって効率が落ちてしまう子もいます。ですから、私はお子様の性格を見てご家庭の判断で決めてくださいとお伝えしています。

ただし、できるなら休んでほしい! というケースが一つだけあります。それは、インフルエンザが学校ではやっている場合。これはもう、お願いだから休んで! と思います。インフルエンザの潜伏期間が1~2日、発症したあとは5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまでが出席停止期間というのを考えると、関西で冬休みから入試まで学校を欠席というのは、妥当かなと思います。受験生の大半は2~3日の間に2~5校程度を受験します。このタイミングでインフルを発症したら大変です。どんなに気をつけていてもかかることはありますが、避けられるリスクは避けていただきたいと思います。

「インフルでも受かった」という話を聞くことはありますが、「受かる子もいるし落ちる子もいる」というのが現実です。過度に心配してもしかたがありませんし、なったらそのときはそのときと腹をくくるしかありませんが、学校に行かなければインフルのならなかったのに! というような状況をあえて作るべきではないかなと思います。