すばらしい説明を聞いても成績は上がりません
国語が苦手、国語の成績が低迷している子にすばらしい説明をしても成績は上がりません。
すばらしい説明を聞いて成績が上がるなら、塾に行っていれば成績が上がるはずです。
受験のプロの先生方の授業を受けているのですから。
でも、実際はそうはいきません。国語が苦手な子に必要なのは、説明することではなく、考えさせて作業をさせることです。
なぜ間違えたのか、どうしてそのように理解したのかなどを質問して答えることを通して考えさせる。
自分が答えたことを踏まえて問題を解く。注意点をまとめていく、といった作業をさせる。
そうすることで、力はついていきます。
保護者の方が宿題を見たり、テストの復習をするとき、この点を気をつけていただくと効果的です。
説明しすぎはわかった気にはさせますが、力にならないことが多いのです。
先生という職業は説明をすることが好きです。私も例にもれずです。
ですから、授業時には説明は押さえ、説明につながる質問を多くし、生徒の考えや答えを引き出すことを意識しています。