【夏期期間の家庭学習】高学年

こんにちは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

夏休み、高学年の家庭学習について、書いていきます。

 

受験勉強の土台固めの4・5年生、本格的な入試演習に備える6年生で取り組むことが大きく変わります。ただし、共通しているのは弱点補強期間であるという点です。塾の授業に追われるだけの夏にしないようにしてください。

《小学4年生》

1学期に間違えた漢字問題・知識問題の復習を行いましょう。基本的に多くの塾は5年生の間に6年生の漢字まで学習しますし、国文法の学習が4年生後半から本格化し、覚えることが増えて、これから負担が一気に増えます。夏の間にこれまでにならった知識事項の定着を進めていきましょう。4年生では、漢字のほかに、1学期に四字熟語・慣用句・ことわざを学習している塾が多いので、こうした言葉の意味を確実に覚えていってください。

 

《小学5年生》

語彙力の強化と文法事項の強化を中心に行いましょう。語彙は難しめの抽象語(「平穏」「客観」などの形のない言葉)や心情語などを中心に強化していきましょう。文法については、主語・述語・修飾語の区別、品詞の識別、助動詞・助詞の意味識別を学習しますが、文法学習の時期は塾によって異なりますので、1学期までに習った範囲の抜け落ちをなくしてください。漢字が弱いなら、漢字学習もしっかりと。

 

《小学6年生》

受験生は最低1日に1つの文章題に触れられるように、問題を振り分けていきましょう。漢字力・知識事項の抜け落ちを極力なくしていきましょう。漢字の弱い生徒は、理社での書き間違いも顕著です。これは入試では致命傷となりますから、これを防ぐためにも漢字の学習はしっかり行いましょう。語彙力に弱さがある場合は、語彙力の強化も行ってください。