西大和対策 段落整序問題

こんばんは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

 

苦手な子はとことん苦手な段落整序問題のポイントを説明します。

段落整序の問題は、ポイントを押さえて解くなら確実に点を取ることができます。

 

 

段落整序(脱文挿入もですが)の問題は、読解問題を解く基本である、「指示語」「接続語」「段落ごとのキ-ワード」「要点」をしっかり押さえなければなりません。

具体的な手順は以下の通りです。

① 指示語に線を引き、指示内容をさがす。

② 接続語に線を引いて、その接続語がどのような働きをしているか考える。「だから」とあれば前に理由がある、「なぜなら」とあれば前に結果がある、「しかし」なら前後の関係が反対か対比的なものになる、ということを考える。

③ キーワードやその同意表現に線を引き、段落ごとの要点・話題をとらえる。

④ 段落の冒頭と最後の内容を押さえる。

⑤ ①~④をもとにして、つながりが明確なところから固めていく。

 

2014年西大和女子の過去問を例に説明します。

著作権の関係がありますので、文章掲載はできません。お手数ですが、2014年西大和女子大問3の問題をご用意ください。

まず、冒頭のAの段落の「NOと言えない日本人」について書かれています。そして、段落の最後に「思い詰めた」という言葉が出てきます。この点に注意してア~オの段落を読むと、Aの段落の同意表現が出てくるのは、イとウとエの段落です。このうち、ウは日本人と欧米人の両方の同意表現が出てきますので、いったん除外します。(アとオの段落には欧米人に関する同意表現が出てきていて日本人については触れていないので当然除外します。)

すると、イとエが残りますが、エはAと同様に「NO」と言う日本人の様子について述べているので、エが続くとわかります。エが日本人についての話題だったので、次もまずは日本人についての話題がくるのではないかと考え、イの段落に着目します。すると、冒頭に「それ」とあり、この段落では、「NO」と言うことでのマイナスの側面(「世間」からのなんらかのしっぺ返し)について述べているのですから、イの「それ」は日本人がすまなそうに「NO」ということを指しているとわかり、日本人がそのようにするのは「世間」に生きたいと思っているからだという文とつながります。ここにオを入れると、「それ」が指している内容が、欧米人は「NO」と言うことに「精神的重圧を感じない」ということになり、「ですから(=「だから」と同様に前に原因があり、後に結果がくる)」以下の文とつながらなくなります。したがって、エの次にはイがきます。

すると、残りの段落は欧米人について述べているオとアと、両方について述べているウです。アの冒頭に「それ」とあること、アはイと似た文章構造(A・イの段落とオ・アの段落が対比関係)になっていることから、オ→アの順になるとわかります。このように日本人と欧米人についてそれぞれ説明してから、ウで欧米人と日本人を対比して説明しています。したがって、エ→イ→オ→ア→ウの順になります。念のためBの「それ」が指している内容を確認すると、ウの「知り合いをつうじての依頼」を入れることで文意が通るので、Bの前にはウがくるとわかります。

 

ちなみに、上記の解き方は脱文挿入問題でも同様です。段落整序も脱文挿入も筋道立てて文章を理解できているかを見るもので、正確な読解力があるかどうかの目安になります。手間を惜しむとしくじりますので、基本の解き方に忠実に、つながりに迷ったら上記の手順を踏めているかどうかを確認して根気よく取り組んでみてください。