学校選び・塾選びー非常時の対応から
こんばんは。
大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。
休校・休講期間が延長し、各私立中学・塾も対応が分かれています。
ICT化の進んでいる学校は、即座にオンライン双方向授業に切り替えているところもあります。課題だけを渡す学校もあれば、双方向オンライン授業を行う学校、タブレットを使う学校、使わない学校、様々です。塾もしかり。一方向のWEB授業で対応している塾もあれば、双方向オンライン授業を実施している塾もあります。対面授業を重視し、オンライン授業を行わない塾もありますね。大手塾でも分かれていますね。
感染症は定期的に流行すると言われています。この新型コロナウイルスがいつ収束(終息はないような気がします)するのかわかりませんが、これからの学校選び・塾選びはこうした非常時の対応も含めて検討するのがいいでしょう
オンライン授業では対面授業以上に講師側の負担は増えますし、進め方も難しくなります。とはいえ、これも慣れなので、早くからオンライン双方向授業に取り掛かった塾ほど、これから有利になるような気がしています。
オンライン授業を初めて行ったのは今から15年ほど前になりますが、そのころはスカイプで行っていました。授業の準備はもちろん、発問のタイミング、生徒の視線や手の動きを見ながらの適切なタイミングでのアドバイスなど、かなり苦戦しましたが、慣れます。対面授業とはまったく違うテンポ・視点も必要ですが、繰り返しで慣れます。そして、生徒はもっと早く慣れます。もちろん個人差はありますけどね。
自分が生きているときに新種の感染症でこんな状況になるとは思っていませんでしたが、そのときそのときに応じてできることをしていくしかありません。何より守るべきは命です。生きていればどうにでもなります。子どもは重症化しないという当初の話も変わってきました。重症化したら勉強どころではありません。勉強も大事ですが、命を失ったらそれもできなくなります。
伊勢物語にこんな和歌があります。
つひに行く道とはかねて聞きしかど 昨日今日とは思はざりしを
最期に行く道であるとは以前から聞いていたけれど昨日今日のこととは思っていなかったものを
平時において、人は死をはるかかなたのものと思い、忘れてすらいます。でもそうではない。生きている限り常に死はすぐそばにあるのです。まずは自分の命を守ることを最優先に考えて行動してほしい。
学校も塾もなく、自粛生活でストレスを感じているお子様も増えています。可能な範囲で散歩をしたり、体を動かしたりしつつ、Lineなどを使って友達と話すのもいいかと思います。また、子ども向けの様々な支援教材等もネットに公開されていますので、そうしたものも活用してみてください。
未知の感染症におびえて不安定になるお子様もいるでしょう。一定の年齢以上であれば、感染症について正しい知識をご家庭で話しあい、過度におびえない、適切な向き合い方を伝えることで不安を軽減できることがあります。そのためには大人も正しい情報を得ることが大切です。時には情報を遮断することも必要です。
そして、何よりも保護者の方、息を抜く時間を意識的に作ってください。一日中お子様と向き合うことは本当に大変だと思います。一人の時間を意識的に作ってご自身の心身の健康も守ってください。