記述問題の文末表現を軽視するのは危険です

記述問題の文末表現。

設問文により、「こと。」「から。」「~する。」など。変わってきますね。

塾の模試では、この文末表現間違いについては、減点方式を採用しているところが多いです。

 

しかし、実際の入試では、この間違いは0点となることがあります。

この採点基準については、入試説明会で明らかにしている学校もありますし、していない学校もあります。

8点配点の記述問題。

「こと。」で答えるべきところを「から。」で答えて不合格。

なんてことが起こり得るのです。

 

文末表現の間違いを、うっかりミス・ケアレスミスで済まさないようにしましょう。

模試では減点扱いなので、軽く見る生徒さんは特に注意です。

ここには、設問文をそもそもわかっていない、問われている内容を正確に理解していない、

流し読みをしている、誤読をしている、設問文を思い込みで読んでいる、

といった問題が隠れているからです。

そもそもわかっていない場合や、問われている内容を正確に理解していない場合、誤読の場合は

文末以外でも減点を食らうのでわかりやすいのですが、流し読みと思い込みで読んでいる場合は

特に危険です。他の箇所でも同様のことを行っている可能性がとても高い。

成績が伸び悩む生徒さんに多い。

これは一時的に直ってもちょっとしたあせりなどで復活しやすい。

 

ですから、原因を明らかにして、正しい対策を行わなければなりません。

 

夏の間に原因を明らかにして、対策を行い、

この間違いは10月以降は絶対にしないようにしましょう。

 

10月以降、プレテストが多数開催されます。

そのプレテストで合否判定がなされます。

学校により多少の差はありますが、精度は模試よりも高いと思って、

しっかりと得点しなければいけません。モチベーションにも影響しますしね。

また、11月の模試で一気に成績が上がる生徒さんもかなり出てきます。

小さな間違いと思っていることが命取りになりますから、

上記のような間違いを繰り返す場合は、夏の間に克服するように努めましょう。