夏は集中力がUP 秋は記憶力UP 春はうっかりミスが……

こんにちは。

大阪・神戸・京都の国語専門家庭教師住吉那巳枝です。

2016年2月8日号に「米国科学アカデミー紀要」でベルギーの研究機関が行った脳の働きの季節性についての研究結果が掲載されました。

それによると脳は、夏に集中力が上がり、秋に記憶力が上がるというのです。これに従うと、夏期講習で弱点補強を行い、徹底して理解するのは有益と言えますね。一方、この期間に覚えきれなかった知識事項(漢字や語句・文法)は直前期に入る秋に力を入れて行うと効率がいいのかもしれませんね。理解の夏と記憶の秋。そして入試本番の冬。実際理解して使いこなせるようになるまでには一定の時間がかかりますから、夏の間にわからないところをしっかり理解できるなら、秋の終わりから冬に使いこなせるようになります。そして、その間の秋に知識の漏れを強化するなら、成績をしっかり上げられるのではないかと思います。

ちなみに、別の研究によると春はうっかりミスが増えるそうです。このうっかりミスは試験では致命傷になることもあるので、困りますよね。次回はうっかりミスの中でも生徒たちがよくやらかす「写し間違い」についてお話したいと思います。