いくつになっても子どもは子ども

先週、父が他界しました。在宅介護で私も月に1回程度遠方の実家へ帰ってはいたのですが、今年に入ってから悪化し、入試の前後は帰省しては授業に戻りという生活を続けていました。先々週末では、常時私と母の二人がかりでないと在宅介護が続けらる状態ではなくなり、先週初めに緩和ケア外来で通院していた病院の緩和ケア病棟に入院してもらいました。その後、わずか4日で他界しました。入院した日は最終の新幹線の時間まで父と二人で3時間ほどすごすことができました。病院で最期を迎えることになってしまいましたが、ぎりぎりまで在宅で介護ができて、家族全員で見送ることができてよかったと思います。

亡くなる数日前には自分の力では立つことも出来ず、ときどき意識も混濁しているような状態になった父でしたが、ベッドのそばで話かけると片腕を上げて、「おいでおいで」と手振りで呼びよせ、私を抱きしめるのです。子どものころによくしてくれたように、背中や頭をポンポンとたたき、なでるのです。40を過ぎたいい大人でも親にとってはいつまでも子どもなんですね。

同じように私の生徒たちも保護者の方にとって、とても大切な子ども。大切な存在。その生徒たちのために最善のことをしてあげなければいけない。私が関わるのは、受験という一通過点にすぎないけれど、合格だけでなく、生徒の将来を見据えた指導をしないといけない。改めてそんなことを思いました。

生徒のみなさんにはたびたび授業変更をお願いしてしまいましたが、再来週からは通常通りに授業を再開いたします。

体験授業も2月より実施可能ですので、お問い合わせください。現状、指導可能地域の指定なくお受けできるのは土日の14時以降のみとなっております。平日は水・木の15:30~18:30(場所によっては19:00)の時間帯で大阪市内~高槻市内・宝塚市内・大阪よりの神戸市内まででしたら可能です。